リトドリン塩酸塩点滴静注液50mg「日医工」(1%5mL1管)の薬価
リトドリン塩酸塩点滴静注液50mg「日医工」は日医工が製造販売するリトドリン塩酸塩を有効成分とする注射薬(後発品)です。2026年4月改定時点の薬価は245.0円です。
添付文書情報(出典:PMDA)
効能・効果
緊急に治療を必要とする切迫流・早産 5. 5.1 効能又は効果に関連する注意 本剤の投与対象は、入院治療など緊急を要する切迫流・早産患 者である。子宮収縮、頸管の開大・展退、出血等の程度を総合的 に判断して使用を決定すること。緊急状態を離脱した後は安全性 を勘案しつつ使用し、不必要な投与は避けること。 5.2 頸管の開大が5cm以上の症例に関する安全性及び有効性は確立 していない。 注)注意-医師等の処方箋により使用すること 8. 8.1 重要な基本的注意 肺水腫は心疾患、妊娠高血圧症候群の合併、多胎妊娠、副腎皮 質ホルモン剤併用時等に発生しやすいとの報告があるので、これ らの患者には、水分の過負荷を避け、十分な観察を行うこと。水 分の過負荷を避けるには、薬剤濃度を上げて注入液量を減らすこ とが効果的である。シリンジポンプを使用することにより、薬剤 濃度を3mg/mL(全50mL中リトドリン塩酸塩150mg)まで上げ ることができる。この場合、注入速度1mL/hrで毎分50μgの初期 注入薬量が得られ、水分の負荷は通常用法(液量500mL中リトド リン塩酸塩50mg)の1/30となる。[9.1.3、9.1.5、9.1.7、9.5.2、 10.2、11.1.1、14.1.2 参照] 8.2 本剤投与直後に帝王切開術を行うと、循環動態の大きな変動に より心不全があらわれることがある。
用法・用量
通常、1アンプル(5mL)を5%ブドウ糖注射液または10%マル トース注射液500mLに希釈し、リトドリン塩酸塩として毎分50μ gから点滴静注を開始し、子宮収縮抑制状況および母体心拍数な どを観察しながら適宜増減する。 子宮収縮の抑制後は症状を観察しながら漸次減量し、毎分50μg 以下の速度を維持して収縮の再発が見られないことが確認された 場合には投与を中止すること。 通常、有効用量は毎分50~150μgである。 なお、注入薬量は毎分200μgを越えないようにすること。 9.1.3 (1) (2) 心疾患の患者(重篤な心疾患の患者を除く) 心拍数増加等により症状が増悪するおそれがある。 水分の過負荷を避け、十分な観察を行うこと。肺水腫が発生し やすいとの報告がある。[8.1、11.1.1 参照] 9.1.4 糖尿病の患者(重篤な糖尿病の患者を除く)、糖尿病の家族 歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者 過度の血糖上昇があらわれることがある。また、糖尿病性ケトア シドーシスがあらわれることもある。[8.4、11.1.10 参照] 肺高血圧症の患者(重篤な肺高血圧症の患者を除く) 9.1.5 肺水腫が起こるおそれがある。
副作用
併用により肺水腫を発 生することがあるとの 報告がある。水分の過 負荷を避け、十分な観 察を行うこと。 作用が増強されること がある。 作用が減弱されること がある。 CK上昇、呼吸抑制、循 環器関連の副作用(胸 痛、心筋虚血)があら われることがある2)。ま た、出生した早産児の 高カリウム血症のリス クが高いことが報告さ れている1)。 過度の血清カリウム低 下が起こるおそれがあ る。 相 加 的 に 作 用 が 増強される。 β 受 容 体 に お い て 競 合 的 に 拮 抗 する。 機 序 は 不 明 で あ る。 相 加 的 に カ リ ウ ム 低 下 が 増 強 さ れる。 肝臓 血液 精神神経系 消化器 過敏症 投与部位 その他 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異 常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこ と。 胎児・新生児 0.1~5%未満 顔面潮紅、顔面 疼痛 頻度不明 心 電 図 異 常 ( S T ・ T の 異 常 )、 上 室 性 頻 拍 、 血 圧 の 変 動 、 息 苦 し さ 、 胸痛 肝 機 能 障 害 (AST、ALTの 上昇等) 振戦、頭痛、四 肢末梢熱感、脱 力感、発汗、眩 暈 嘔気、嘔吐、便 秘 発疹 血小板減少、貧 血 しびれ感 下痢 多 形 滲 出 性 紅 斑、腫脹、そう 痒 血管痛、静脈炎…
相互作用
併用注意(併用に注意すること)
妊婦・授乳婦
5 9.5.1 妊娠16週未満の妊婦 投与しないこと。本剤の臨床適用は切迫流・早産であるが、妊娠 16週未満の症例に関する安全性及び有効性は確立していない。臨 床試験において妊娠16週未満の症例数は少ない。[2.7 参照] 多胎妊娠の患者 9.5.2 (1) 水分の過負荷を避け、十分な観察を行うこと。肺水腫が発生し やすいとの報告がある。[8.1、11.1.1 参照] (2) 本剤使用時あるいは、中止直後に麻酔を行う際には特に注意す ること。麻酔薬を投与した直後に重篤な不整脈から心停止に至っ た症例が報告されている。[11.1.4 参照] 9.6 授乳婦 血清カリウム値の低下(頻度不明) 11.1.8 [10.2 参照] 11.1.9 11.1.10 胸水(頻度不明) 高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス(頻度不明) 血糖値の急激な上昇や糖尿病の悪化から、糖尿病性ケトアシドー シスがあらわれることがある。糖尿病性ケトアシドーシスに至る と母体と胎児の生命を脅かすことがある。[2.5、8.4、9.1.4 参照] 11.1.11 11.1.12 11.1.13 腸閉塞(頻度不明) 新生児腸閉塞(頻度不明) 胎児及び新生児における心不全(頻度不明) 胎児及び新生児に心不全があらわれることがあり、特に2週間以 上の投与例で心不全を認めた報告がある。
※ 本情報はPMDA添付文書に基づきます。必ず最新の添付文書・処方医にご確認ください。